「ねこがおおきくなりすぎた」 ~もう一冊の気になった絵本~

「ねこがおおきくなりすぎた」 ~もう一冊の気になった絵本~

一昨日「まどべにならんだ五つのおもちゃ」という絵本について書きましたが、この本の横に並んでいたこちらの本も気になったので、一緒に借りてきました。

「まどべにならんだ五つのおもちゃ」 ~たまには絵本もいいですね♪~ | すみれの谷から

まず、タイトルの「ねこがおおきくなりすぎた」。
「おおきくなったねこ」というのと違って、何だかとても困った感が出ていますよね。

そして、インパクトのある表紙の絵。
妙に小さく描かれた夫婦の前に、巨大な猫がにんまり座りこんでいます。

表紙をめくってみると、こうありました。

「ローマイヤーさんは、
とてもちいさな こねこをもらってきて、
「チビ」と なづけました。
チビは、ぐんぐん おおきくなって、
おおがたのいぬくらいの おおきさに、
さらに おおきくなって、
ライオンくらいに なりました。
それでも まだまだ 大きくなっていき・・・・・・?」

我が家の猫も、もらってきたときは600gの小さな猫でした。ところが、小さいので「チョビ」と呼んでいるうちに、どんどん大きくなって、だんだんどこまで大きくなるのか不安になってきました。

なので、8kgでどうやら落ち着いたらしいとわかったときは、家族一同ホッとしたものでした。

そんな私には何だか他人事とは思えず、この絵本を読んでみたくなったのでした。

小さな猫はページをめくるたびにどこまでも大きくなっていきます。ついには、大きくなりすぎてライオンのおりに入れられそうになってしまいます。このお話、どんなふうに終わるんだろうかとドキドキしながら読みました。

結局、あるできごとをきっかけにチビは変わり、願いがかなって幸せな結末を迎えます。よかったです。ここまで大きくなるなんてありえないお話ですが、巨大になったチビもとってもかわいいです。

猫がどこまで大きくなるんだろうか?という心配をしている人って、意外にたくさんいるのかもしれないですね。でも、そんな心配からこんなにユーモラスで楽しい物語を作ってしまうなんて、絵本作家の発想ってすごいなあと思いました。

 




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