「カントリー・ダイアリー -エドワード七世時代のイギリス田園日記-」
久々に行った本屋さんで、目に留まった本。
表紙カバーの花の絵が、とても繊細で美しいです。
でも、何だかこのタイトルと絵には見覚えがある。と思ったら、以前にも出版され、絶版になっていた本でした。
「ほしいなあ~」と思ったけれど、最近本を買いすぎなので、そのまま帰りました。
結局、後日アマゾンで注文したのですが・・・(笑)。
著者は、イギリスの挿絵画家、イーディス・ホールデン。
この本は、1906年のイギリスの田園の動植物を、絵と言葉で記録した日記です。
描かれた当時は出版は念頭になく、著者の死後に出版され、ベストセラーになったそうです。
日本では、1980年に岸田衿子さんと前田豊司さんの翻訳で出版されました。岸田衿子さん、好きなので、そちらも気になります。
1月から12月まで、月ごとに、自然観察の日記、詩、動植物の絵が並んでいます。小鳥たち、春の花々、蝶、ヘビ、鳥の卵、キノコ、木の実、紅葉、枯葉・・・などなど、四季おりおりの動植物が、水彩の柔らかいタッチで詩情豊かに描かれています。
どのページも、色彩がとても鮮やか。眺めているだけで幸せな気分になります。
私もこんな素敵な日記が描けたらいいなあ・・・。
そして、見覚えがあったもうひとつの理由は、(ずいぶん前の)カントリーダイアリーの便箋と封筒を持っていたからでした。
最近は、手紙を出すこともなくなったので、何枚か残っていました。
この花は、Honey suckle(スイカズラ)とDog Roses(カニナバラ)です。
June(6月)のところにありました。
昔から、私、こういう絵が好きだったんですね。
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