【水彩】 ナンキンハゼの紅葉

【水彩】 ナンキンハゼの紅葉

今日の一枚

今日の絵は、ナンキンハゼの紅葉です。

ナンキンハゼは紅葉が美しく、街路樹や庭木によく植えられています。

紅葉の頃街で見かけると、思わず近づいて行ってしまうのですが、紅葉の様子は木によってかなり違うように思います。この絵を描いたときの一枝は、本当にあざやかで、今でもその美しさを思い出します。

ナンキンハゼ

トウダイグサ科の落葉高木で、中国大陸原産。

ナンキンハゼ(南京黄櫨)の和名は、ハゼノキの代わりに蝋をとる材料として使われるようになった、中国原産の木の意味です(ナンキンハゼ – Wikipedia)。

関西では、奈良公園一帯でナンキンハゼの美しい紅葉が見られるそうですが、次のような記事(2014年10月30日付)がありました(注:一部しか読めません・・・)。

人気でも「原則駆除」 – 奈良公園の外来種・ナンキンハゼ | 総合 | 奈良新聞WEB

記事によれば、「実は中国原産の外来種で特別天然記念物「春日山原始林」にも侵入。自然地防御のため、県は原則としてナンキンハゼを駆除する方針を打ち出している。」そうです。

奈良公園の鹿はナンキンハゼを食べないので、どんどん増えてしまうようですね。そんな事情があるとは全く知りませんでした。

白いタネ

緑色の実は、秋が深まると、黒っぽくなります。

そして、黒い実が3つに裂けると、中からロウを含んだ白いタネが現れます。

この白いタネは落葉後まで残るので、遠くからでもよく目立ちます。まだナンキンハゼを知らなかった頃、「何の木だろう??」と不思議に思っていました。

葉の形

ナンキンハゼの葉は、菱形のような卵形で、先の方が細くとがっている、特徴のある形です。

この葉っぱの形も、かわいらしくて好きです。

ところで、ナンキンハゼはわりとわかりやすいですが、葉っぱだけ見ても、何の葉かよくわからないものって多いですよね。

こんな本を見つけました。

・「紅葉ハンドブック」林将之

紅葉した葉を直接スキャナーで撮影した画像が使われていて、葉っぱ1枚からでも、名前が調べられるそうです。

こういう本があると、秋の山歩きが楽しくなりそうですね。




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