もっと早く出会いたかった本 ~マーティー・O・レイニー「内向型を強みにする」~
図書館で予約していた本が届きました。
マーティー・O・レイニー著「内向型を強みにする」です。
内向的な性格なので、似たようなタイトルの本をたくさん読んできましたが、これまで読んだ本の中で一番納得でき、内向型の人たちの力になってくれる本だと思いました。
「世の中の75%は楽天的で活発な「外向型人間」だという。残りの25%の「内向型人間」といえば、大勢の人といるのが苦手で、外に出ると疲れやすく、考え過ぎるタイプ。とかく肩身がせまく、何とか自分を変えようと思いがちだ。」
そう、まさに内向型人間の私。
最近でこそ、私は私でいいやと思えるようになってきましたが、外に出ると疲れやすいのはただ単に体力がないせいだと考えて、無理に外に出かけようとしていた時期もありました。
でも実は、この「外向型」と「内向型」、脳の回路の違いによるものなのだそうです。
「「外向型」は人と話したり外の活動からエネルギーを得、少しでも多く刺激を得たいと飛び回り、広く浅く経験を積み重ねていく。一方「内向型」はエネルギーをアイデアや感情などなかの世界から得て、静かに自分と向き合うことで充電し、深く経験することを好む。」
そもそも脳のしくみが違うのならば、自分を責めたり、別の人間になろうと思うことなく、ありのままで生きるしかないと思い切れますよね。
これまでの人生で経験的に理解していた「内向型人間」の特性がとてもよく理解でき、内向型を大切に育てていく方法も参考になりました。もっと早くこの本を知っていたら、もっと早く自分を受け入れて、もっとラクに生きられたのかもしれないなと思いました。
内向型の人は外向型の人に比べてエネルギーを消耗しがちなので、エネルギーを確保し、それを自分にとってもっとも意義深く価値のあることに集中しなくてはならない、ということもよく理解できました。
年齢的にも、あれこれやっている場合ではなく、「本当に大切なものは何か」をあらためて考え、人生の優先順位を決めて行かないといけないなと思いました。
「内向型」の人がラクに楽しく生きることに役立つ本だと思いますが、大切な人が「内向型」である「外向型」の人にも、読んでもらえるといいなと思います。
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