新しい一日のために、朝の光を大切に。 ~桧山タミさん『いのち楽しむ、人生キッチン』より~
図書館で予約していた本が届きました。
92歳の現役料理家、桧山タミさんの『いのち楽しむ、人生キッチン』という本です。
副題には、「92歳の現役料理家・タミ先生のみつけた幸福術」とあります。
新聞か何かで紹介されていて、興味を持ちました。
タミ先生の[好きなもの]は、「朝のお日さま。季節の食べもの。宝石より古い梅干し、ブランドのバッグよりおいしいものがつくれるお鍋。草花と本。片づけも大好きで、料理以外にも毎日の生活をムダなく過ごしたいから。」
…と書かれているとおり、タミ先生は朝陽が大好きです。
日が昇る瞬間は毎回胸が躍り、その美しい情景がありがたく、自然と掌を合わせて拝んでしまうのだそうです。お日さまに呼びかけ、今日も1日よろしくお願いします、と太陽の光を浴びて活力をもらうのが、長年変わらない朝の大切な日課だそう。
よく睡眠の本には、「よく眠るためには朝、光を浴びることが大切。」と書かれていて、私もなるべく窓のそばで体操したり、何となく窓の外を見たりはしているつもりでした。でも、「朝日が昇るところをじっと見ている」ことは、多分年に一度、初日の出を見るときだけのような気がします。
昨日の朝、ふと思いついて、ブラインドを上げて、朝日が昇るのをしばらく眺めてみました。
強烈な寒波がやってきている寒い朝なのに、朝陽はみるみるうちにまばゆい光になって、目をつぶったまぶたの上から強い光で照らしてくれました。まぶたが明るくあたたかくなって、それだけのことなのに、本当にタミ先生の言うとおり、明るい気がからだの中に入って、元気が満ちてくるように思えました。
私も、朝の光を大切にする暮らしにしていきたいなと思いました。
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