「すてきなあなたに よりぬき集」 ~手元においておきたい本~
朝ドラの「とと姉ちゃん」は終わってしまいましたが、今、この本を読んでいます。
子どもの頃、母が読んでいた「暮らしの手帖」に興味を持ったのは、藤城清治さんの影絵のページがとても幻想的で素敵だったからでしたが、もう少し成長してからは、「すてきなあなたに」のページを読むのが楽しみになりました。ときどき載っている簡単な料理やお菓子のレシピも楽しみで、私にとっては美味しいページでもありました。
「すてきなあなたに」は、1969年に連載が始まり現在も連載が続いているページで、この本は単行本「すてきなあなたに1~5巻」のなかから、お話しをよりぬいてまとめたベスト版です。既刊の「すてきなあなたに」シリーズよりも軽くて持ち運びもしやすそうな装丁で、装画・イラストは皆川 明(ミナペルホネン)さんです。
編者であった大橋鎭子さんは、「すてきなあなたに」についてこのように語っていたそうです。
「商品テストも大事だけれど、ほんのちょっとしたことでも、一言声をかけるだけでも、その場を和ませてくれる、ちょっとした心くばり、思いやり。お茶ひとつ、ケーキひとつでも、ひと手間かけるだけで、おいしく、ゆとりのある場になる。スカーフ一枚、ブローチひとつでも、ひと工夫しただけで、美しく、豊かな気持ちになれる・・・。そんなことを伝える頁を作りたかったのです。」(「はじめに」より)
短い文章なので、寝る前に少しずつ味わって読んでいます。
やさしく語りかけるような文章でつづられた、ふっと豊かで幸せな気持ちになれるエッセーです。
もうすっかり忘れていましたが、いつの日かこういう文章が書ける人になりたいと思っていたことを思い出しました。
ところで、細々と続けてきたこのブログも、今日でちょうど100記事となりました~!
これからもささやかながら、私なりの、素敵だなあ、美味しいなあ、幸せだなあと思うことなどをつづっていけたらと思います。どうぞよろしくお願いします♪
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