「フランス額装の世界」 青木明美 ~シックなフランス額装の写真集~

「フランス額装の世界」 青木明美 ~シックなフランス額装の写真集~

素敵な本に出会いました。

タイトルは、「フランス額装の世界」。著者は、フランスで額装を学ばれた青木明美さんです。

日本に「掛け軸」という伝統的な額装があるように、フランスには「Encadrement アンカドルモン」というフランス額装の文化があるそうです。絵、写真、オブジェなど、額装したいものに合わせて、色使い、紙や布の材質、デザインなどを考えてマットを作り、額に入れると、オーダーメイドの作品が出来上がります。

文章はほとんどなく、シンプルに額装の写真だけが続く作品集です。
自由な発想から生み出される、「額装するもの」と「額装」とのハーモニーが素晴らしいです。
色合いも、シックなフランスの色。

「額装するもの」だけでなく、「額装」まで含めて、世界で一つのオリジナル作品になるんですね。

私も、額装を学んでみたくなりました。

額装のヒント

この本の中には、額装のヒントがたくさんありました。
いくつかあげてみます。

・飾るものは、絵でなくてもよい。
絵葉書でも、写真でも、オブジェでも、自分の好きなものを額装したらいいんですね♪

・マットは、無地でなくてもよい。
マットは、色を選ぶだけで、基本的には無地かなと思っていました。
でも、水玉模様、レース柄、イラスト、絵の続きのように描かれたもの、などなど、いろいろ変えてみると、かなり雰囲気が変わります。

・マットのカットを変えてみる。
直線ではなく、波線に切ってみたり、六角形に切ってみたりすると、見え方が変わって面白いです。

・絵にフリンジを垂らしてみる。
額の下にフリンジを垂らすと、アクセントになります。

額とはこういうもの、という固定観念を捨てて、自由な発想で組み合わせてみると、自分だけのオリジナルな作品が楽しめそうですね。いろいろ試してみたいと思います。




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