「いつもの呼吸で病気を流す」 ~大切なのは、無意識の浅い呼吸に気づくこと~

「いつもの呼吸で病気を流す」 ~大切なのは、無意識の浅い呼吸に気づくこと~

先日読んだ本です。わかりやすく書かれていてさらっと読める本ですが、読みっぱなしにせず、手元に置いて「いつもの呼吸」を整えていきたいと思いました。

著者の森田愛子さんは、「呼吸整体」というアプローチから、様々な不調を抱える患者さんたちの体質改善をサポートして来られた方です。

トラブルの種類やレベルは違っても、不調を抱える人たちに共通しているのは、つねに浅く止まりやすい呼吸をくりかえしていることだそうです。その結果、その人たちの体は、いつも息苦しさでいっぱいの「酸欠状態」になっているそうです。

著者自身も、かつてはスーパー不調人間だったそうですが、「いつもの呼吸を整えること」で長年苦しんだ不調を1年足らずで抑えることができたそうです。

「息を吸う、息を吐く。」

呼吸はこのリズムに合わせて、24時間・365日休むことなく体を巡りながら、さまざまな不調、病気から体を守ってくれる「自然治癒力」を働かせています。

酸欠体質を治す近道は、たった1つの「気づき」だと著者は言います。それは「今、無意識にしている「浅い呼吸」に気づくこと」です。その「気づき」さえ持てるようになれば、朝起きてから夜寝るまでの呼吸すべてが「治療」に変わるのだそうです(私たちは1日に3万回、無意識に呼吸しているそうです)。

この本ではまず、酸欠状態にはどのようなタイプがあるか、また生活の中のどんな場面で呼吸を乱すのかが例示されています。朝のドタバタ、息を止めてメイクに集中、運転時の緊張などなど、日常生活の様々な場面で生じる何気ない力みと緊張が、浅い呼吸の原因になってしまうそうです。私は思い当ること多数で、まさに万年酸欠体質だと思いました。

次に、そんな万年酸欠体質の人が酸欠から抜け出すための「習慣」「所作」「気づき」が紹介されています。

心と体を落ち着かせるための「習慣」の中には、先日書いた「箸置きを使う」というものもありました。「1~2口食べたら、箸をおく」ことで、一つ一つの動作を完結させ、呼吸を落ち着かせることができるそうです。

また、呼吸を守るための「所作」ですぐにやってみようと思ったのは、モノを取るときには「人差し指」をはずす、というものです。「人差し指」は「力の指」と言われ、5指の中でも力みが入りやすい指なのだそうです。

「ヨガ」や「瞑想」をするときには呼吸を意識しますが、それ以外のときはあまり意識することはありませんでした。「いつもの呼吸」を意識することで、不調をスッキリ流していく一歩を踏み出してみようと思います。




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