「血流がすべて解決する」 ~必要なのは、「血液サラサラ」ではなかった!~
かなり前にに図書館で予約していた本がようやく届きました。漢方薬剤師堀江昭佳さんの「血流がすべて解決する」です。
あまりにも時間が経つと、なぜ借りようと思ったのかも忘れてしまい、あまり読む気がしなくなっていることも多いのですが、せっかく順番が回ってきたので読んでみました。
読んでみて目からうろこだったのは、てっきり「血液をサラサラにして、血流をよくしましょう。」という本だと思っていたのに、そうではなかったことです。
この本は主として女性向けに書かれていますが、血流が悪い女性の多くは、血液が「ドロドロ」していて流れないのではなく、血が「不足」しているために流れが悪いそうなのです。
つまり、めざすべきは、「血液サラサラ」ではなく「血流たっぷり」なのだそうです。今まで、いろいろと「サラサラ」めざしてやっていたことは何だったのでしょうか。体質チェックでは、多くの不調にチェックが入ってしまいました。
本書では、血をしっかり作るための食べ方、元気な血を増やすための眠り方、「静脈」の血流をよくするための生活習慣などが紹介されています。
食べ方については、胃腸を元気にして血を作れるようにすることが大切で、そのためには、食事の量、特に夕食の量を減らすことが効果的だそうです。短期的に一気に改善するには、「1週間夕食断食」という方法が効果的だそうですが、これはちょっと抵抗があるので、夕食の量を少し減らしてみようと思います。
また、マクロビオティックなどでは、お肉を食べなくてもタンパク質は不足しないとも言われますが、実際には肉抜きでタンパク質を補うことはなかなか難しく、血を増やしたければ、やはりお肉(おすすめは鶏肉)を食べた方がよいとのことです。そういえば、お肉もあまり食べていないので、もう少し食べた方がいいのかもしれません。
鶏肉料理の中でも特におすすめなのは、参鶏湯(サムゲタン)だそうです。鶏肉はもちろん、入れてある食材はすべて胃腸の力を高めて血をつくるものばかりの薬膳料理だからです。(さらに贅沢に、これを烏骨鶏で作った烏骨鶏湯(オゴルゲタン)というものもあるそうです。)
また、血を作る力は骨の部分が強いので、骨つきの手羽先や手羽元をスープにするとよいそうです。
ということで、しばらく夕食は控えめ、鶏肉をもっと増やして、ときどき参鶏湯も食べたりしながら、体調の変化を見てみたいと思います。
LEAVE A REPLY